現実


ずっと前から保護者的な存在の背の高い友人がいるんだけど、ますます保護者のようになってきた。
別にうるさくはない。寡黙だし温厚。
ただ面倒を見てくれる、という感じだ。


私が写真を撮りたいと言えば、山奥でも海でもどこでも連れて行ってくれる。


彼は私に好意を持っているのだろうか。
そう思った理由は、周りにずっと言われているから。


私は彼の人間性が大好きであり、セックスをしろと言われればできるだろう。


今現在そばにいる男の子とは全く関係をもたないのだけど、全然平気だ。
もう二年以上、隣に寝ているだけの男の子。


私は彼のそういうところが気に入っているのかもしれない。
男の子はいつまで経っても男の『子』のまま。
人と一緒にいることに、決まりごとは全くない。

無題



周りに田んぼしかない暗闇で、星を見たんだが恐ろしく綺麗だった。
何の音も無い、明かりもない、そんなとこにいると誰にも言えなかったことをずいぶん話してしまった。


いずれ後悔するのかもしれないけれど、あのときは話してもいいなって思えたんだから今はそれでいい

食べ物日記

ここ数日は普段あまり食べないものを食べたかもしれない。



塩豆腐
ネットで見かけて気になっていたもの。
絹豆腐に塩ふってキッチンペーパーで包んで24時間待つというもの。
重石しっかりして水抜いたら固くて美味しかったな。
わさびとオリーブオイルで食べたんだけど、塩がいい感じに馴染んで、つまみにベストだった。



富士山のようかん
お土産にいただいた。可愛い。
いくら切っても富士山が現れるのである。



日本酒
これも富士山で買ってきてくれたもの。
辛口で美味しい!塩辛と一緒にいただいたら幸せになった。



天下一品鍋
天一が大の苦手な私。
でも、野菜がたくさん入った天一鍋は美味しそうに見える・・・・・
ラーメンのスープをお持ち帰りで購入し、鍋にするというもの。


白菜多め、油揚げ、水餃子は必須らしい。


で、作ってみたところ・・・

最初は正直、あまり美味しいと思えず・・・・・・・・


でも、どんどん美味しく感じてきた。
これが不思議だったな。味がしみたから?


途中で味噌と醤油を足したらさらに鍋っぽくて美味しい!
天一の味も消えることなく、美味しい鍋でした。
最後に麺をいれたらすっかり天一の味になっていた。

身につける





地元に帰って花火を見た。
こないだ生まれた従妹がもう中学生になっていた。
私の時間の流れはいつからこんなに速さを増したんだろう。


首から下げる、光るペンダントはその日だけ特別に感じる物だ。
ペンダントを嬉しそうに私に見せる従妹。
いつもならさほど綺麗だと思わないのに、その夜はとても輝いて見えた。


ピカピカ光るおもちゃは、お祭りの日は欲しくて欲しくてたまらないのに、翌日になるとテーブルの上に転がっている。


私の日常もそれと似ていて、そのときじゃなきゃダメだというものばかり。


明日じゃダメ、今じゃなきゃ嫌、そんなことばかり。


それは翌日にはスイッチを入れてもらえないペンダントと同じだと思う。
特別な日だから、些細なことだって美しく感じるのだ。



些細なことと言えば

高校の卒業式に第二ボタンを投げつけられ、付き合うことになった昔の恋人から電話があった。



ちょっとした用事だったんだけど、気付けば思い出話になっていて
「あの第二ボタン、後輩とか他のクラスの子とかに欲しいって言われたんだけど、誰にもやらなかったんだからな」
と、わざと冗談ぽく笑いながら言われたんだけど、私は感動した。


あの第二ボタン、ずっと持ってたくて、携帯のストラップにした。
でも段々と紐が擦り切れて、どこかに無くしてしまったはず。


大事にしまっているよりも、ずっと良かった。

男子

ここ一週間くらい、毎日誰かしらうちに泊まっていた。


一緒に暮らしている男子の友達が。


つまり大学生が毎日たくさんいたわけだ。
これは素晴らしいシチュエーション。


私はとっくに学生じゃないので。


料理が好きなので、最初のうちはご飯をせっせと作っていたわけだけど、だんだん疲れてきた。


「たまには誰かのご飯食べたい」と呟いたら、泊まっていた男子達が一生懸命ご飯を作ってくれたのだ。


こういう店があったらすごい料金とられそうだな



カボチャのポタージュとパン


そしてハンバーグ!!!!!!!!!!!




期待以上のものが出てきて戸惑いながら食べた。
肉の味がしっかりしてて、美味しい。
ポタージュもかなり濃厚でパンとよく合う。



とても美味しくて興奮し、「若い男の味がする」と言おうとしたけれど、我慢した