現実


ずっと前から保護者的な存在の背の高い友人がいるんだけど、ますます保護者のようになってきた。
別にうるさくはない。寡黙だし温厚。
ただ面倒を見てくれる、という感じだ。


私が写真を撮りたいと言えば、山奥でも海でもどこでも連れて行ってくれる。


彼は私に好意を持っているのだろうか。
そう思った理由は、周りにずっと言われているから。


私は彼の人間性が大好きであり、セックスをしろと言われればできるだろう。


今現在そばにいる男の子とは全く関係をもたないのだけど、全然平気だ。
もう二年以上、隣に寝ているだけの男の子。


私は彼のそういうところが気に入っているのかもしれない。
男の子はいつまで経っても男の『子』のまま。
人と一緒にいることに、決まりごとは全くない。